新春点描★2008 [季節・旬]
明けまして、おめでとうございます。
今年もMORIHANAの「暮らしという旅」をよろしくお願いします。
また、たくさんの年末・年始のご挨拶をありがとうございました。
さて、正月2日。皆さんはどんな風にお過ごしでしょうか?
帰省する実家のない我が家は、
大晦日からノンビリ、ゆーったりな時間を過ごしています。
そんなお正月の日々の食卓風景をポチポチと撮りためておきました。
実際に皆さんを呼んで振舞えませんが、
新春の食卓の点描をお年始代わりにお届けしたいと思います。
TOP写真は、我が家のお雑煮。東はすまし仕立て、西は白味噌
…というのが、大まかな雑煮分布図です。
北海道は、家々で若干の差はありますが、概ね、東のすまし仕立て。
東北から移住した人が多いせいか、関東のお雑煮と違って、
山菜や根菜をたっぷりと加えたものが主流。我が家も、同様です。
汁は、鶏がらでとったスープと昆布・鰹のだし汁をあわせ、
醤油とみりん、自然塩で味を調えてあります。薬味は、たっぷりの芹と少々の柚子皮。
野菜がたっぷりのお雑煮はヘルシーで、シミジミとした味わいです。
毎年、変わらぬ味が嬉しい、over40の元日の朝です。
話は前後しますが、大晦日は毎年恒例になっている
フレンチレストラン「ラ・サンテ」のお節を肴に、
シャンパンとワインを飲みながら、過ごします。
写真↑↓は、今年のお重の一部。
晦日までは、大掃除や買出しでバタバタし通しです。
せめて自宅で過ごす大晦日は、何もせずに、美味しく1年を締めくくる。
それもまた、20年近く続いている我が家の習慣です。
↑魚貝の料理が詰められたお重には、オーブンで
熱々にして味わう料理も。香草とニンニクがきいた
エスカルゴバターの下には、ツブ貝と早掘り竹の子が。
旨みが凝縮したバターを味わうための自家製パンも
ついているのが、また、嬉しい♪
↑こちらは、赤ワインのための肉料理のお重。
ラップがかかっている器は、白いんげんとソーセージの
トマト煮(左)とキノコと十勝牛のワイン煮。
いずれも、食べる直前に電子レンジで温めていただきます。
中央右は、イベリコ豚の生ハムとチョリソー。
写真↑↓は、元旦の夜の食卓の様子。
1年の最初の夕餉は、やっぱり、BABAMESHIで日本酒を。
並んでいるものも、ほぼ、定番のもの。 お刺身は、本マグロの赤身だけ。
伊達巻は、馴染みの居酒屋の大将お手製。毎年、栗きんとんと伊達巻を
お歳暮代わりに作ってくれるのです。これも、嬉しい新年定番の味です。
↑お刺身と蒲鉾は、ちょっと贅沢して、鮫皮のおろしで
すった本わさびでいただきます。
キリッとした香りが、食卓にお正月気分を運んでくれるよう。
↑数の子は普段も売っているけれど、お正月だけ食べるご馳走。
お正月しか食べない…って、最近はある意味、贅沢だと思います。
しっかり塩漬けされたものを買ってきて、1日かけて塩抜きして、
鰹と醤油でいただきます。心地よい歯ざわりに、お酒も進みます。
↑お正月のBABAMESHIの王道…といえば、コレ。うま煮です。
我が家のうま煮は、福岡の筑前煮に近いスタイル。里芋に染み込んだ
鶏と椎茸の旨みが、たまりません。大鍋にひとつ仕込んで、お正月の間、
食事のたびに並びます。野菜不足になりがちなお正月の大事な
食物繊維確保の健康食でもあるのです。
↑こちらも、年末になると仕込む定番の一品。
豚の肩ロースを紅茶で茹でて、醤油と酢、みりん、酒で作った
たれに漬け込んだ、豚の紅茶煮です。たれには長ネギと生姜、
ニンニクも入っているので、ちょっとスパイシーな味わい。
単調になりがちな食卓のアクセントになります。残ったモノは、
刻んでチャーシューやラーメンの具にしても…。
↑正月料理のお野菜は、京都のpowerful womanさんが、
年末の多忙ななか、送ってくださいました。
紅色が美しい京人参、キメが細かい淀大根、香り豊かな京芹と柚子は、
すっかり我が家のお雑煮に欠かせないものになりました。
いつも、気にかけてくださって、ありがとうございます <m(__)m>
↑今年の注連飾り。これも、毎年決まった馴染みの花屋さんに
お願いして、作ってもらっています。
今年は実り多い1年になるように、稲穂をたっぷりと使って
仕上げてもらいました。ドアを開閉するたびに、金色の稲穂が
ゆさゆさと揺れて、ちょっと楽しい気分に…。
玄関のシューズボックスの上には、縁起物の仏手柑を(↓)。
松の内が開けたら、お風呂に入れて、ほのかな香りとともに
正月じまいをする予定。
なーんだ、去年の記事とそれほど、代わり映えのしない
…といわれそうですが、でも、やっぱり、お正月は
決まりごとが多いほうが楽しい。そんな風に思うようになったのは、
歳をとった証拠、かもしれません。こんなMORIHANAですが、
2008年も変わらずにお付き合いのほど、よろしくお願いいたします (ёvё)ノ