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我がいとしの“しっぽ” [日常の食卓]

 
近頃、身辺でちょっとした「しっぽ」ブームが
起きています。 出遭ったのは、蘭越の家具工房
湯ノ里デスクを訪ねた、帰り道のことでした。
 
しっぽ熱は日を追うごとに、過熱の一途をたどり、
どんな場面でもついつい、ニコニコと気前よく、
振りたくなってしまうのです。
 
「しっぽ」といっても、犬や猫のそれではありません。
 
ぢつは、北海道の先住民族、アイヌの言葉で
「塩」を意味します。
 
どこかユーモラスで温かな響きを持った
言葉をネーミングに使っているのが、
黒松内町生まれの釜焚塩「海のしっぽ」。
 
黒松内町は、
渡島半島のちょうど付け根部分、
やや内陸に入った場所にあります。
しっぽの原料は黒松内の隣町、寿都町にある
弁慶岬で採取したミネラル分豊富な海水。
それを昔ながらの釜焚でじっくりと煮詰めて
仕上げているそうです。
 
 
 
「海のしっぽ」は、一般的な塩に比べると
粒子がかなり細かく、
にがりをたっぷりと含んでいます。
口に入れるとピリッとした塩の刺激を感じます。
 
ところが、ひとたび、フルーツトマトに付けて頬張れば、
塩の旨みとトマトのジューシーな味わい、
甘さが口いっぱいに…。
グリルした豚肉やラム肉のつけ塩にもベストマッチ!
これからが旬の山菜の天ぷらとの相性も最高でしょう。
 
ミネラル豊富な塩が
素材それぞれが持っている旨みを、
ぐいぐいと広げてくれるような感じがします。
天然モノの底知れぬパワーを秘めた魔性のしっぽです。
 
お値段は、100gで420円とちょっとお高め。
しかし、たかが塩、されど塩。
このしっぽに出遭ったら、食の世界がガラリと
変わること、請け合いです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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熊が引っ張ってきた鮭? [日常の食卓]

黄金色に光る鮭!

実はこれ、大胆にも新巻鮭を丸ごと1本まんま、

昔ながらの方法でいぶした燻製。

毎年、予約制で作られるこの燻製は、

余りの人気で予約がすぐにいっぱいになる

…という、知る人ぞ知る、幻の酒肴です。

 

作った人は、運河で有名な小樽の隣町、余市で

燻製工房を営む南保敬二さん。

南保さんは、妻のみさおさんとともに

かつてニシン漁で栄えた余市に残る

伝統的な保存食の製法を生かしながら、

味わい深い、無添加の加工品を作っています。

 

看板商品である燻製は、道産のカバとナラのおが屑を用い、

浜風を採り込んでいぶす冷燻法で仕上げています。

冒頭の鮭は、冷たい潮風と煙に1ヵ月間あてられたもの。

芳ばしい煙をたっぷり浴びた鮭は、目にもまぶしい?黄金色。

出刃包丁でほどよい薄さにスライスした身は、

ほどよく水分が抜けて、旨みがギュッと凝縮しています。

暖かな部屋で冷えたビール片手に頬張れば、

もう、止められない、トマラナイ…。

なぜか、下戸のゲストにも大好評です。

海苔弁の友、新巻くんの秘めたる実力の前では、

誰もが無口になります。 笑

 

さて、これからのシーズンは、

前浜で揚がったばかりの小ぶりの甘エビを

香ばしくカリカリにいぶした甘エビの燻製が旬!

お花見の酒肴にどうでしょう…?

詳しくは、南保留太郎商店のHPへ。

 


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